1928年に公開された無声映画「蒸気船ウィリー」が2024年に1月1日にパブリックドメイン(知的財産権消滅)となります。
これに伴い映画やテレビで最も人気のある「ミッキーマウス」と「ミニーマウス」のオリジナルバージョンがついに著作権切れとなるそうです!
これを受けてこの2つのキャラクターは誰でも使うことができるようになります!
ミッキーマウスの著作権はかなり厳しかったこともありこの著作権切れは大きなことでしょう!
今回はこの著作権切れについて色んな角度から見ていきたいと思います!
では早速見ていきましょう!
ミッキーが著作権切れになるとどうなる??
ミッキーの著作権は長年ディズニーによる著作権侵害阻止の訴訟により制限されてきたクリエイターにとって画期的な出来事となります!
ミッキーの著作権が切れることで漫画家や映画製作者、作家などが自由に使用できるようになることでミッキーを用いて新たな作品を作ることが可能となりました!
実際これまでにも著作権保護の期間が切れた他の人気キャラクターを基にした「プー あくまのくまさん」や「高慢と偏見とゾンビ」などの映画や書籍が誕生しています。
ミッキーを用いた新たな作品が誕生するのもすぐかもしれません!
ミッキーの著作権切れは本当はもっと早いはずだった!?
実はミッキーマウスとミニーマウスは1984年にパブリックドメインになる予定だったそうです!
1976年に制定された著作権法により、すべての著作権の保護期間が75年に延長されたため、『蒸気船ウィリー』の著作権は2004年に失効することとなっていました。
しかしさらに1998年、米議会は後に「ミッキーマウス保護法」と呼ばれる別の法律を可決して著作権の存続期間をさらに20年も延長したそうです!
何が何でもミッキーを他の人に使われたくなかったんですね(笑)
正式には「1998年著作権延長法」と呼ばれるこの法律は、ディズニーをはじめとして、アメリカ映画協会やジョージ・ガーシュウィンの遺産管理人などの自分たちの財産を守ろうとする人々の働きかけによって成立したんだとか。
著作権切れになったのはオリジナル版のみに注意!!
今回著作権切れとなったのは「蒸気船ウィリー」で登場していたオリジナル版のミッキーとミニーマウスのみです!
つまり、その後に数多くのディズニーの映画やテレビ番組に登場したミッキーとミニーの後期バージョンの著作権はまだ残っていることに注意してください!
そのためディズニーはAP通信に対し、「ミッキーはウォルト・ディズニー・カンパニーのグローバル・アンバサダーとして主導的な役割を果たし続けます」と語っています。
「ミッキーが著作権切れになったからミッキーたくさん用いるぞ!!」
と言って後期バージョンのミッキーを使ってしまうとディズニー側から即刻訴訟を起こされてしまうのでその点は間違えないようにしましょう💦
他の著作権切れのディズニーキャラは何がある??
ミッキーとミニーは、ピーターパン、バンビ、人魚姫、白雪姫、シンデレラなど、著作権保護期間が切れてパブリックドメインとなった他のディズニーのキャラクターたちの仲間に加わることになります!
またここ数年では『くまのプーさん』の原作、『華麗なるギャツビー』、『メトロポリス』、『下宿人』、アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ最終作などの作品がパブリックドメインとなりました。
段々と著作権切れのディズニーキャラが増えてきています、それだけディズニーには長い歴史があるこということですね!
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