皆さんは2025年から導入される「国民皆歯科健診」をご存知でしょうか??
これは日本全国民に対して毎年の歯科健診を義務付けるというものです!
「え、義務なの!?」
そうなんです、義務なんです!
ではなぜ歯科健診が義務化させることになったのでしょうか??
今回はこの「国民皆歯科健診」が義務化される理由を解説していこうと思います!
まず歯科の定期健診を受けるのと受けていないのとでの80歳における残存歯の違いはどのくらいだと思いますか?
80歳の人のうち定期健診を受けている人の残存歯は平均で26本、受けていない人の残存歯は平均で0~5本とされています!
全然数が違いますよね!
上記のことから定期的な歯科健診や治療を受けることで将来的に歯を多く残せることがわかると思います!
ここで「8020運動」というものをご存知でしょうか?
これは
「80歳になっても20本以上の歯を保とう!」
というものです!
ではなぜ80歳で20本以上の自分の歯を保とうとするのでしょうか?
実は20本の歯があれば特に不自由なく食事を楽しむことができるとされているからです!
というのも、歯が少ないと咀嚼が困難になるために食べられるものが限定されてしまいます。
そのためバランス良く栄養を摂取することができなくなってしまうので健康にも悪影響を及ぼしてしまうのです!
その他に、残存歯が少ないことで嚙む回数の減少も招いてしまいます!
「嚙む回数が少ないと何が問題なん?」
実は嚙む回数は、記憶力・認知症との相関関係があるとされているのです!
そのためかかりつけ歯科医院がないことによって認知症のリスクを高めてしまっているとされています!
驚きですよね!、まさか嚙むことが認知症と関係があるとは思いもしませんでした!
また国民の8割がかかっているとされる歯周病も全身に悪影響を与えるとされています。
実は歯周病による歯周病菌は血管内に侵入することで脳卒中や心筋梗塞、糖尿病などを発症させてしまうリスクがあります!
歯周病については過去の記事にて詳しく解説しているのでそちらをご覧ください!
超高齢化社会である日本では近年医療費がかなり逼迫しています。
そのため歯科健診を義務化することで虫歯や歯周病の予防を行って早期発見・早期治療へと繋いで全身疾患のリスクを回避する目的があります!
これにより長期的な医療費の削減を目指しているとされています!
以上の内容が「国民皆歯科健診」が義務化される背景とされます。
人生100年時代とされる日本では、歯を守ることは健康寿命を延ばすのに必要事項とされています。
本格的な制度の施行を待たずにご自身のタイミングで健診を受けてみるのもいいかと思われます!
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