【歯学の豆知識】歯周病って具体的にはどんな病気?? 現役歯大生が解説します!

 

皆さんは歯周病というものはご存知でしょうか??

 

CMでも歯周病予防の商品が宣伝されていたりして認知度はかなり高いと思います。

 

しかし歯周病が具体的にどういうもので、何がどう恐ろしいのか?

 

などについてはあまり知られていないと思います。

 

実際僕もあまりよくわかっていませんでした(笑)

 

そこで今回は歯周病というものが何なのか?ということに焦点を当ててお話していこうと思います!

 

【目次】

歯周病の概要

歯周病とは歯周病菌の感染により引き起こされる炎症性疾患であり、歯肉や歯を支える歯槽骨などが溶けてしまう病気です!

 

歯の周りで起こる疾患を総称して「歯周病と呼んでいるんですね!

 

歯周病は大きな症状がないまま進行して気づかないうちに患っている人が多数いるとされています(怖)

 

その理由は炎症を起こりたり腫れたりしても痛みがほとんどの場合ないためとされてます。

 

 

「厄介ですよね(^^;)、やはり体の異常を見つけるには痛みを感じないと分かりにくいんですね🤔」

 

 

そうして気づかないままさらに進行してしまうと膿が出たり歯が動揺してきて、

 

最終的には歯を抜かなければならない状態になってしまいます。

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これが歯周病の大まかな概要となります。怖いですよね~😭

 

 

では次に歯周病が生じる原因についてみていこうと思います!

 

歯周病の原因は??

口の中には約400~700種類の細菌が住んでいるとされています。

 

細菌は普段悪いことをしないのですが、ある条件により悪さを行います。

 

それはブラッシングの不十分さ砂糖の過剰摂取間食の摂り過ぎなどです!

 

これにより口内の細菌がねばねばした物質を作り出して歯の表面にくっつくようになります。

 

これが有名なプラーク歯垢です!

 

歯垢はよく見た目のせいで食べかすに間違われやすいですが全くの別物です!

 

なんとこの歯垢1mg中には約10億個の細菌が住みついているとされているのです!

 

「……多すぎやろ(笑)」

 

 

この細菌により歯肉に炎症を引き起こしてやがては歯を支える歯槽骨をも溶かしてしまうのです😱

 

歯垢は取り除かなければ硬くなってしまい、歯石という物質に変化してしまいます。

 

これは歯の表面に強固に付着するので、ブラッシングだけでは取り除くことは出来ません。

 

そのためフロスなどを用いてきちんと口腔内ケアを行うようにするといいと思います!

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歯周病のセルフチェックをしてみよう!

ではここで自分が歯周病かどうか簡単にセルフチェックしてみましょう!

以下は日本臨床歯周病学会に掲載されているチェック項目を引用させて頂きました。

思い当たる症状をチェックしてみましょう!

 

【全体】

  • 1.口臭を指摘された・自分で気になる
  • 2.朝起きたら口の中がネバネバする
  • 3.歯みがき後に、毛先に血がついたり、すすいだ水に血が混じることがある

【歯肉の症状】

  • 4.歯肉が赤く腫れてきた
  • 5.歯肉が下がり、歯が長くなった気がする
  • 6.歯肉を押すと血や膿が出る

【歯の症状】

  • 7.歯と歯の間に物が詰まりやすい
  • 8.歯が浮いたような気がする
  • 9.歯並びが変わった気がする
  • 10.歯が揺れている気がする

【判定】

チェックが1~3個の場合

歯周病の可能性があるため、軽度のうちに 治療を受けましょう。

チェックが4~5個以上の場合

中等度以上に歯周病が進行している可能性 があります。早期に歯周病の治療を受けま しょう。

チェックがない場合

チェックがない場合でも無症状で歯周病が進行することがあるため1年に1回は歯科検診を受けましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか!

 

歯周病って思っていたよりも恐ろしい病気だったんですね😨

 

歯周病にならないためには普段からのケアが必要です!

 

予防・診断・治療・メンテナンス

 

これらをしっかりと日ごろから行っていると発症リスクが下がったり、症状を抑えることができます!

 

皆さんも是非お口のケアをしてみてください!

 

 

 

 

 

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