皆さんはお口の健康が全身の健康にも影響を及ぼすことを知っていますか?
現在の歯学業界では、口腔疾患と全身疾患の関係性がかなり注目されています!
虫歯などを侮って放置しておくと思ってもみなかった病気を招いてしまう危険性があります。
そこで今回は、歯周病によって誘発される可能性のある病気についてお話していこうと思います!
歯周病についての詳しい解説は以前の記事でお話ししているのでまずはそちらをご覧頂くとより理解しやすいかと思います!
では早速見ていきましょう!
【目次】
糖尿病
歯周病との関係性が深いとされている病気の1つが糖尿病です!
糖尿病は口腔疾患との関係性が良く話題に上がるほど歯学との関わりが深いです!
ではなぜ歯周病だと糖尿病を招いてしまうのでしょうか?
そもそも糖尿病というのは血糖値の上昇を抑えるインスリンの分泌が減少することにより生じます。
歯周病菌は人間の体内に入ると基本的には死滅します。
ですがこの死骸からはなんと「TNF-α」という腫瘍壊死因子の毒素が放出されます!
「え、毒素を出すん!?」
このTNF-αは血液中の糖分の取り込みを抑えてインスリンを阻害する働きを行います。
その結果血糖値が上がって糖尿病が誘発されてしまうのです!
糖尿病患者は日本にも多数いますが、その原因は口腔内ケアが行き届いていないからかもしれませんね(絵文字
誤嚥性肺炎
次にあげられるのが誤嚥性肺炎です!
そもそも口腔は外界と体内を隔てるインターフェイスとしての役割があります。
つまり悪さをする菌は口腔を介して体内に入ってくるのです!
今回の誤嚥性肺炎も同様で、食べ物と一緒に歯周病菌が肺に入り込んできて炎症を起こすことで生じます!
「体の健康はお口から!」
このフレーズは大げさなものでなく的を得ているものなのです!
心疾患・脳疾患
心臓病や脳梗塞についても生じる可能性があります!
体内に侵入した歯周病菌は血液により心臓や脳に行き渡ります。
その結果炎症を起こしたり、動脈硬化を誘発する物質が分泌されて沈着物が血管内に溜まったりします。
そのため血栓ができてしまい血管が閉塞し、上記のような疾患を引き起こすとされています。
怖いですよね😭
心臓病や脳梗塞などになったら症状としてかなり重篤なイメージがあるので特に注意しておく必要があるかなと思います!
このような病気にならないためには血栓ができにくくする必要があるので納豆などを食べるといいのかなと思います!
詳しくは以下の記事をお読みください!
まとめ
いかがでしたでしょうか!
歯周病による歯周病菌がどのような悪さをするのか具体的に知ることができると思います!
「口の中の病気やし気にせんでも大丈夫やろ!」
などのように侮っていると怖い病気を患うかもしれません!!
そのため少しでもそのリスクを減らすために普段から口腔内ケアをしておくことをおすすめします!
2025年から国民皆歯科健診が導入されますが、その前にも定期的に歯科検診をしておくといいと思います!
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